投資は情報量と分析力がすべて

ファンダメンタル、テクニカルの双方を見ながら経済の先行きを分析します(内容は自己見解に基づきます。投資は自己責任でお願いいたします)

ドル円急落-出来高が少ない時間帯の急変要因を分析

あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。

 

2019年最初の記事は、為替です。

本日(3日)朝方の急落はニュースにもなりました。

 

今朝方の急落

以下のチャートはこちら<為替 ドル円 リアルタイムチャート>の時間足と日足です。

 

ドル円 時間足

ドル円 時間足

 

ドル円 日足

ドル円 日足

 

 

中期的な値動き

11月、12月にそれぞれ114円の節目にタッチした後、押し戻されていました

 

FRBの金利政策変更が示唆され始めた時期でもあったことから、当ブログでも12月10日の記事で、ファンダメンタル的にこれ以上の円安は進みにくく、円高方向に回帰するだろう先週の振り返りと今週の予測 - 投資は情報量と分析力がすべて>との点を紹介しました。

 

結果としては、偶然ですがその通りになり、112円のレンジ下限も突き破り年末から本日にかけてドル円は一気に円高が進行しました。

 

短期的な値動き

昨日(2日)、一時的に108円台に円高が進んでいましたが、109円台に戻していた後、日本時間の朝7時台に、109円付近から104円付近まで一気に5円もの円高が進行しました。

 

 

本日の急落の要因

本日の急落は、出来高が少ない時間帯であったことから、仕掛け的な要因であったと分析します。為替では時々見られる現象です。

 

要は、

・ 中長期的にその水準の価格での取引がなく(まとまったストップ注文が置かれやすい)、

 

・ 直近である程度円高が進んでいたため、為替レートと投資家のストップ注文損失限定のための逆指値等の注文までの値幅が小さくなっている場合において、

 

・ 円買いによって為替が一方向に進んでも、市場参加者が少ないため(日欧米すべてがクローズしており、日本は休日)、逆方向となる円売り/ドル買いの大きな注文が生じにくく

 

・ ある程度資金力のある機関投資家がまとまった円買い注文を出すことで、投資家のまとまったストップ注文まで円高を進めた

 

・ これにより、ストップ注文による円買い(ドル買いポジションの人間が損切としてドル売り/円買い)が発生して円高に

 

・ ストップ注文による円高→円高→他人のストップ注文による円高→・・・と連鎖することで「ストップロスを巻き込み」円高が一気に進み過ぎることがあります

 

 

 

為替の今後の方向

 

短期的には、昨日の水準近くまで一旦戻す可能性があります。

 

本日は日本市場が休みだったことから、クロス円の値動きは小康状態を保っていましたが、欧州の時間帯になると、出来高を伴って値が戻り始めました

 

長期的には、ツイッターにも書きましたが、持ち続けるのはリスクを伴います。

114円を頭として、現在は円高方向へのトレンドが始まった可能性があります。

一旦は108円・109円付近まで戻したとしても、その後は再度円高方向へのトレンドを継続する可能性がありますので、持ち続けることはお勧めしません。

 

後から振り返れば、今朝の値動きはなかったものとなり市場は粛々と円高方向へ進むのではないかと考えています。

 

円高下限はどこか、については現状は予測が困難ですが、ファンダメンタルの変化やテクニカルを踏まえて、また分析結果を紹介させていただきたいと思います

 

気になるのが、本日円高が進んだことで下値を破ってしまったため、円高トレンドが反転するタイミングが少し後ずれした印象を持ちます。そんなこと無ければ良いのですが

 

 

最後に

 

今日の値動きは、時間帯と円高の進み具合から、底を付けた後にロングで入れば、高い確率で利益を出せる局面でした。

 

私は尊敬するにこそくさんのツイッター<にこそく(市況民) (@nicosokufx) | Twitter>で急激な円高を知り、慌てて数年ぶりに為替取引のページを開きました。

 

既に急速に巻き戻しが起こっており、円安が進んでいたため、スマホで慌てて入金してポジションをとりました。

 

ドル円は106円台、ユーロ円は121円台でロングし、欧州時間帯に一度買値付近まで戻してしまいましたが、いまだに保有しています。

 

(これから家族で食事に出かけるので、その最中に少なくとも一部は決済すると思います)

 

 

 

蛇足の話

 

完全に肌感覚ですが、この様な値動きは年に1回ほどある気がします。

最近のもので私が記憶しているのは、北朝鮮のミサイル発射による円高です。

 

これは、機関投資家がきっかけではないため、今回の値動きと同じとすることはできませんが、日本時間の朝にミサイルが発射され、数分の間に数円の円高が進みました。日本に影響が無いことが報道されると、一気に元の価格に戻りました。

 

これで、最も利益を出したのは誰がご存知でしょうか・・・

 

笑い話なので本当か分かりませんが、それは北朝鮮です

 

 

ミサイルを発射すれば円高が進むことは明確。日本に影響が無ければ価格がすぐ基に戻ることも明確。であれば、ミサイルが発射されることを世界で唯一知っている北朝鮮は、あらかじめ円買いし、ミサイル発射後に決済すれば大きな利益が出ます。

 

しかも北朝鮮は、この為替トレードにより次のミサイル発射費用を調達できたという笑い話です。

 

ま、本当かどうか分かりませんが、ミサイルを発射することは二度と止めていただきたいものです。世界も困りますが、それ以上に自国民が貧困に喘いでいる中、ミサイルに使う金はないでしょう。