投資は情報量と分析力がすべて

ファンダメンタル、テクニカルの双方を見ながら経済の先行きを分析します(内容は自己見解に基づきます。投資は自己責任でお願いいたします)

絶不調②-前回の続き 長期のNT倍率の分析から

分析内容の振り返り

 

仮説: 今の日経平均は値がさ株に資金が集中することで、”見せかけ”の価格にあるのではないか

 

結論: その可能性が高い

     ①NT倍率が歴史的にも非常に高い水準を維持

     ②世界の景気はピークアウトに近い状況

     ③ボラティリティが高水準を維持

 

上記の分析をしている最中でした。

前編はこちら<絶不調-昨日は日経もダウも私の体調もダウン - daily-info-kzai’s blog

 

それでは、過去株価の転換点と比較してみたいと思います。景気が悪化した場合のNT倍率の動きを調べます。

下の図は、日経平均株価AI予想様から転載したものです。下のグラフは事実でありAIによる予測ではありません笑

 

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NT倍率と日経平均の比較 30年チャート

 

全体的にNT倍率と日経平均は、まあ近い動きをしているかな、くらいでしょうか。

NT倍率に対して日経平均の動きの方が激しいことが、パット見ですがわかります。

 

上の図から特徴的なこととして、

・ 現在は歴史的にも最高倍率水準

・ 過去13後半の値を付けた後、NT倍率と日経平均も下げている

 

NT倍率が過去最高水準であることは、以下のロイターのニュースにもありました。

*注:今年の7月のニュースで、当時NT倍率は12.98倍でした。今は13.4を超えています。

jp.reuters.com

企業経営の実情は良くないのに、株価だけ上がるってのは極めて違和感が強い!

 

ちなみに、長すぎるのでもう書きませんが、NT倍率の分母は時価総額の大きい例えば内需株に大きく影響されますが、その直近の代表格は当然ユニーファミマでしょう。あれだけ大きい企業が三か月で株価60%以上も上昇しました。でも、NT倍率は上昇中。その矛盾の要因はどこにあるのか分析するのも面白いですね。

 内需株がどういうときに上昇する傾向があるのか、も読み解いてみると面白いですよ。またそのうち書きたいと思います。

 

②世界の景気はピークアウトに近い状況の分析

これは当ブログでも繰り返し述べておりますので、ここで詳細は書きません。

 ・ イールドカーブの逆イールド化について 

市場はいったん落ち着きを取り戻す 一時的か、持ち直すか - daily-info-kzai’s blog

 ・ その他の要因(項目だけですが)

米国休場 嵐の前の静けさ? - daily-info-kzai’s blog

 

米中貿易戦争を筆頭の理由として、世界の景気指数は減速を示唆しはじめています。

しかし、米国の指数だけは未だに強く、失業率は歴史的にも最低レベル、賃金は上昇中です。トランプ大統領に屈した形でFRB金利政策打ち止めを先日示唆しましたが、金利上げないと米国はバブル化してしまいませんか?という不安もあります。

 

ボラティリティが高水準を維持

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VIXとVI 2年チャート

上図は、<恐怖指数(VIX 日経VI VSTOXX) 日経平均比較チャート>から転載させていただきましたが、直近2か月、日本も米国も恐怖指数(つまりボラティリティ)が高いことがわかります。

 

先物主導相場では一般に乱高下しますので、ボラティリティが高くなりますので、それと一致しています。ボラティリティが高ければ、株価(一部の値嵩株を重点的に)を大きく動かしやすいということもあるのでしょうか。

 

ただし、2月の急落時は2か月ほどでボラティリティは落ち着きましたので、もしかすると今のボラティリティもそろそろ落ち着くのかもしれません。

 

 

以上、

・ 現在のNT倍率は歴史的に見ても非常に高い水準にありますが、ソフトバンクユニクロの業績は芳しくなく、

・ 世界的にも景気減速が示唆されていることから、

・ NT倍率は違和感がある高さという印象を私は持っています。何を根拠に、TOPIXに対して値嵩株ばかりが上昇しているのかが分かりません。

・ また、ボラティリティも大きいため、一部の値嵩株の株価が大きく動かされているのかもしれません(あくまで可能性)

 

半導体株は大きく下げている印象があるため、それがNT倍率にどう影響しているのかを分析すれば、NT倍率の違和感が解消できるかもしれません。やってみないと分かりませんが。ということで、今後書くかもしれない記事としては、内需株と景気の関係性や将来株価、NT倍率と半導体株の直近の関係性などでしょうか。本当に書くかどうかは保証できませんので(笑)、あえて文字をぎっしり書いた段落の中に残しておきます