投資は情報量と分析力がすべて

ファンダメンタル、テクニカルの双方を見ながら経済の先行きを分析します(内容は自己見解に基づきます。投資は自己責任でお願いいたします)

絶不調-昨日は日経もダウも私の体調もダウン

昨日の復習

昨日の日経平均は、-441.36円の21374.83円で引けました。

ダウは-496.87USD安の24100.51USDで引けました。

私は、飲み会・年末業務の忙しさで気分が引けています。

 

最後の理由のため、更新が2日空いてしまいました(笑)

当ブログで書いた通り<日経急騰 SQを迎え今年の相場はこれまで? - daily-info-kzai’s blog>、SQが終わればボラティリティは小さくなると想定しておりましたが、金曜は大きく下げました。ボラティリティはいまだ健在のようです。VIXも上昇しました。

 

後付け的に解釈すれば、

・ 本来的に下げ相場の中、先物主導で水・木と大きく上げていた

・ SQが終われば本来の姿に戻るべく、金曜の日中に下げた

と言えるかもしれません。

 

現在の日本株は、先物/値がさ株主導による値動きなのかどうか

最近は値動きが荒いですが、先物主導⇔現物株ではソフトバンクファーストリテイリングなどの値嵩株に資金が集中しているのではないかと疑っています。株価は本来的に下げて良いグローバルの経済状況だと考えます。

 

つまり、先物やオプションで利益を上げるために、一部の値嵩株に資金を集中して株価が動いているのではないかとの印象を持っていました。せっかくの土曜なので、分析してみたいと思います。

 

仮説: 今の日経平均は値がさ株に資金が集中することで、”見せかけ”の価格にあるのではないか

 

結論: その可能性が高い

     ①NT倍率が歴史的にも非常に高い水準を維持

     ②世界の景気はピークアウトに近い状況

     ③ボラティリティが高水準を維持

 

①NT倍率

皆様、NT倍率というのはご存知でしょうか?

・ 日経平均株価日経平均)をTOPIX東証株価指数)で割ったもの。両者の頭文字をとってNT倍率と呼び、両指数間の相対的な強さを示している

・ 日経平均は株価の高い値がさ株が、TOPIX時価総額の大きい内需セクター等が指数に影響する

・ ハイテク関連セクターの株価が内需セクターよりも上昇するとNT倍率が上がる

(参照: 野村証券 https://www.nomura.co.jp/terms/japan/e/nt.html

 

つまり、値嵩株の株価が他の株と比較して一方的に上昇すればNT倍率は上がります。

 

直近のNT倍率は以下の通り上昇傾向にあります。

 12/14:13.43

 11/30:13.40

 10/31:13.32

 

この値が高いのか低いのかを確認するため、長期チャートを見れば、現水準が非常に高いことがわかります。下にSBI証券で誰でも見られるチャートを載せました。

 

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NT倍率 10年チャート

 

直近10年、つまりリーマンショック後においては現在が最高倍率でした。

2010年から2017年末までは、安定した推移でした。これは、ハイテクも内需も両方ともバランスよく成長していたことが示唆されます。

 

一方、2018年に入ってからは、NT倍率が2009年以来の急上昇となっていることがわかるかと思います。

2009年は、前年に大きく売られすぎたハイテク株(*注:一般論として、不況の時は内需株が注目されるためあまり大きく下げませんが、ハイテク株は大きく下がります)の買い戻しが起こったため、NT倍率が大きく上昇したことは説明ができますが、2018年に入って大きく上昇する理由が分かりません。

ソフトバンクも、ユニクロも、2018年になってから業績良くなりましたっけ??

 

 ユニクロ:ここ数か月、売り上げが前年割れを起こしています<国内ユニクロ売上情報 | FAST RETAILING CO., LTD.>。このままでは年間業績も前年を下回るでしょう。でも株価は高値付近。

 

 ソフトバンク

  前回の決算発表でビジョンファンドが超好業績でしたが、株価は上昇しませんでした。これは、投資先企業の評価額を基に算出した業績のため、今後景気が悪くなればその額での売却は困難などの理由がありますが、ここでは詳細は割愛。

  携帯電話は、ドコモの思い切った割引によって来年ソフトバンクの業績が悪くなることはほぼ確実視。ドコモの発表直後に、決算が悪くなる前に駆け込み適なIPOを実施したことは、ソフトバンクの魂胆が見え隠れします。先日の電波障害は、普通はIPOを延期しても良いかと思いますが、ソフトバンクとしては延期はあり得なかったでしょう。

 

イールドカーブの逆イールド化も同じですが、景気がマズイってなった後、最後になぜか残る力を振り絞って株価が不自然な上げをすることが多い印象があります。経験的にですが。今はそれに該当するのかもしれません。

 

以上、ここ10年で見ればNT倍率は最高倍率である、しかしNT倍率を引っ張る値嵩株の経営状況は陰りが見えていることが示唆されました。

 

では。過去株価の転換点と比較してみたいと思います。景気が悪化した場合のNT倍率の動きを調べます。

・・・ですが、悪い癖で文章が長くなってしまいました。続きは改めて更新したいと思います。