投資は情報量と分析力がすべて

ファンダメンタル、テクニカルの双方を見ながら経済の先行きを分析します(内容は自己見解に基づきます。投資は自己責任でお願いいたします)

次のリスクに備える

欧州時間も株高となりましたが、ダウは26000ドルを超えて高値を付けた後、急速に下げていますね。26000ドルという1つの節目が意識されています。

 

・・・にしても、米国は日本とは違うなと思わされますよね。

10月高値が26800ドル付近でしたが、既に26000ドル。あと3%上昇すれば直近高値を奪回するわけです。

 

米国に対して日本は、ざっと計算して直近高値まで7%は上げる必要があります。

 

 

為替を見ると、ドル円は相変わらず午前中の上げ幅(円安)を帳消しにしております。

他にはポンド円/ドルが欧州時間から大きく下げました。ポンドに対し、円・ドルはいずれも0.1%程度の高値となっていますので、ポンドだけが一方的に弱い(売られる)状態にあることがわかります。

 

これは、来週11日に予定されるEU離脱案の英議会採決をリスク視したものだと報じられています。

 

最大のリスクは英議会での否決(11日)

 

先日EUとイギリスは離脱条件で合意しましたが、イギリス国内では否決されるのではないかとの見方が多いです。

 

もし英議会で否決されることになれば合意なき離脱となる可能性が高まり、この場合何の取り決めもなくサヨナラするような状況になりどのようなリスクが潜在するのかわからないと言われています。イギリスに拠点を置く企業としてはビジネスがし難いでしょう。世界経済にどれほどの悪影響があるかも明確ではないのですが、良いことより悪いことの方が多いことは誰の目にも明白です。

 

EU離脱の方法は、ソフトブレグジット、ハードブレグジット、合意なき離脱の3通りがあり、右に行くほど悪いです。)

 

そんなに悪い状況なら、イギリス国内でしっかり議論して良い方向に持っていってと思うかもしれませんが、イギリスの離脱は来年3月29日に実施されることだけは確定しています。

 

来週否決されるような状況であれば、あと3か月程度でどこまで改善できるのか見通しが悪くなります。

 

最悪のパターンを株価は織り込んでいるか

 

ここは完全に私の主観になりますが、まだ十分には織り込めていないように思います。

今の株価は、冒頭で述べたように10月高値から数(米)~7%(日)程度の安値です。

 

10月高値というと、10月の企業決算の結果発表の前であり、その直後に10月企業決算の悪化(リスク=標準偏差の高まり)を予測し、かつ金利高を受けたリスクパリティで株価が急落しました。

 

株価がその付近というのは、一時的に大きく戻し過ぎている感があり、今後の企業業績に対し株価が少し高い印象を持ちます。

 

企業業績は悪化する可能性が高い、貿易戦争は大きな改善は見られない(自動車関税撤廃は良い方向だと思います)、欧州不安は消えない、という点を考えても、直近で株価が調整する可能性は否定できないものだとみています。

 

まだ、積極的に買いで入るのは控えておくべき局面ではないかと思います。

こういう時はオプションの買いも保険として機能するかもしれません。

 

何事もなく無事に通過すればよいのですが・・・。

 

 

*当ブログは自己見解に基づいており、特定の買い・売りを推奨するものではありません。投資はご自身の判断に基づいて行ってください。