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ファンダメンタル、テクニカルの双方を見ながら経済の先行きを分析します(内容は自己見解に基づきます。投資は自己責任でお願いいたします)

為替(ドル円)はどちらに進みやすいのか?

では、為替(ドル円)はどちらに進みやすいのか?

 

前回の内容をまとめました(というか2つに分けました)。

 

 

為替に影響する要因は、経常収支、日米金利差、地政学、投機などが知られています。

後ろ2つは判断しようが無いので、前2つを検討します。

 

■経常収支

・ 日本は、世界的にも大きな経常黒字を続けています(正確には、震災の年を除く)

・ 米国は、貿易戦争で対中経常赤字の縮小を目指します

・ 経常黒字ほど自国通貨が高くなりやすい

⇒日本は黒字の増減要因は見当たりませんが、米国は赤字縮小でドル高となる可能性があります

 

金利

・ 日本は相変わらず、歴史的に類を見ないゼロ金利を続けています

・ 米国は金融緩和を脱し引き締め方向に進んでいます。金利を上げています

⇒ドル高要因

 

・・・というのが、1か月前までの話でした(笑)。

 

金利差については、11月にFRB金利政策打止めを示唆したことが報じられ、金利差縮小方向となることから。114円近辺から円高方向に進みました。(ダウ(に連られて日経も)上昇しました)

 

経常収支については、米中貿易戦争の本質がどこにあるのか(本当に対中赤字を削減することが目的か、中国製造2025をつぶせれば良いのか)が見えませんが、すぐに赤字が大きく減る状況ではなさそうです。

 

以上より、1か月前と比較すれば、一方的なドル高には進みにくい状況となっています。

 

 

さらには、予測しにくい話を混ぜれば、イギリスのEU離脱が合意無き離脱となれば世界の金融市場に混乱をもたらし、株安円高のダブルショックとなると思われます。これは今月想定される最も大きなリスクです。

 

1月、2月には、高い確率で米中貿易戦争のリスクが再燃すると思いますので、その際にも有事の円買いが起こるかもしれません。

 

まあ、FRB金利打止めは、米国の景気が相変わらず好調なので市場が拡大解釈しているだけだという考えもありますので(景気好調なのに金利を上げないとバブル化懸念)、次のFRBで蓋を開けてみないと不透明です。

 

日経平均が10月の高値を奪還するかどうかは、企業業績がどこまで回復できるかどうかに依りますので、少なくとも米中貿易戦争の出口が見えない限りは難しいように思います。

日経平均は10月高値を奪還できるのか、についてもまた詳しく書きたいと思います